睡眠障害(不眠)とはどのような病気ですか?
いろいろな原因で、よく眠れなくなるのが睡眠障害です。
ふとんに入ってもなかなか寝付けない場合(入眠障害)、夜中途中で目が覚めてしまう場合(中途覚醒)、朝目が覚めるのが早すぎる場合(早朝覚醒)、睡眠時間はある程度あるのによく眠れた感じがしない場合(熟眠障害)などのパターンがあります。
睡眠障害(不眠)ではどんな症状があらわれますか?
睡眠障害は上記4種類に大別されるような不眠のパターンがあります。
夜よく眠れないために日中疲労感が残ったり、眠気のためにやる気が出ない、注意力・記憶力の低下、気分が沈みがちになったり、怒りっぽくなったりすることもあります。
また、免疫力の低下や自律神経の失調につながり、他の疾患の原因になることもあります。
睡眠障害(不眠)ではどんな治療を行いますか?
まずは生活習慣の改善が重要です。
それでも十分、症状が改善しない場合には睡眠薬を使用します。
※睡眠薬は他院で処方されている場合でも、長期処方などご希望の日数分処方できないことがあります。
睡眠障害(不眠)を改善するために日常生活で注意した方がいいことはありますか?
・夕食は寝る2時間前までにとるようにしましょう。
・おなかいっぱい食べるのではなく腹8分目にしましょう。
・寝る数時間以内には、カフェイン、タバコ、アルコールは控えめにしましょう。
・日中の適度な運動を習慣にしましょう。
・ぬるめのお湯でゆっくりと入浴しましょう。
・寝室の室温、湿度は快適になるよう調整しましょう。
・寝る前や途中で目が覚めた時にスマホなどを見ないようにしましょう。