貧血の原因にはどんなものがありますか?
貧血とは、血液の中の赤血球が少なくなったり、赤血球に含まれるヘモグロビンという物質が少なくなった状態です。赤血球が新しく作られる量が減ったり、赤血球の多くが失われるような状態の時に貧血になります。
具体的には鉄欠乏、ビタミンB12不足、エリスロポエチン(造血を促すホルモン)低下、白血病など骨髄の病気、月経、潰瘍、外傷などによる出血過多などが挙げられます。
どのような症状がある場合、クリニックを受診したほうがいいですか?
貧血がひどくなると、顔や爪が白っぽくなり、体を動かした時に疲れやすくなったり、息切れしやすくなったり、動悸が起こったりするようになります。
このような症状がある場合は、受診されたほうがいいでしょう。
貧血ではどのような検査を行いますか?
貧血の原因を調べるために、まずは各種の血液検査を行います。さらに必要に応じて、婦人科受診、胃や腸などの内視鏡検査、骨髄の検査などを行います。
貧血ではどのような治療を行いますか?
まずは貧血の原因に対する治療を行います。
たとえば、栄養素の不足が原因であれば、それを補充します。胃潰瘍が原因になっているのであれば、胃潰瘍の治療を行います。
重度の貧血で早急に治療する必要がある場合や、その他の治療が無効な場合は輸血をする場合もあります。