動脈硬化はどのような病気ですか?
動脈硬化は高血圧や脂質異常症(高脂血症)などが関連しています。動脈硬化では動脈の壁が硬くなったり、厚くなっていくものです。
動脈硬化により血液の通り道がだんだんと狭くなっていくと血管が詰まってしまい、心筋梗塞を起こしたり、首の血管にプラークが作られ、それが破れてしまうと血栓ができ脳梗塞などの命にかかわる病気を引き起こすことがあります。
動脈硬化に自覚症状はありますか?
軽い動脈硬化の場合は自覚症状はほとんどありません。
心臓の血管(冠状動脈)が細くなると狭心症と言って、運動した時に胸がしめつけられるように痛くなることがあります。
また、首の血管が動脈硬化により狭くなってしまうと、脳に十分な血液を送れず、気を失ってしまうこともあります。動脈硬化は自覚症状が乏しいため、全く症状がなく、いきなり脳梗塞になって倒れるということもあります。
動脈硬化の治療はどのようにして行われますか?
動脈硬化は自覚症状がありませんので、定期的に動脈硬化の度合いをABI検査や超音波検査で調べることをおすすめいたします。
動脈硬化の治療では、食生活をはじめとした生活習慣の改善が重要です。また必要に応じて血管が詰まるのを防ぐ薬や血管を拡げる薬などのお薬を処方することもあります。