心不全とはどんな病気ですか?
心臓には、血液を全身に循環させるポンプの役割があります。血液が体中を循環することによって、すべての細胞に栄養や酸素が送り届けられます。
心不全とは、いろいろな原因により心臓のポンプの働きが弱って、血液が十分に体中を循環しなくなった状態です。
心不全ではどんな症状があらわれますか?
体を動かした時に、疲れやすくなり、息切れしたり、動悸が起こったりするようになります。また下肢がむくむこともあります。
心不全では肺の血管や気管支にも変化が起こり、咳が出たり、喘息のような症状になることもあります。
心不全が疑われる場合どのような検査を行いますか?
一般的な診察のあと、血液検査、心電図検査、胸部X線写真、心臓超音波検査などを行います。
さらに詳しい検査が必要な場合は、病院を受診していただく場合もあります。
心不全ではどんな治療を行いますか?
肥満や高血圧などがある場合は、まずは生活習慣、食生活の改善を図ります。
それでも、十分改善しない場合は各種の薬剤を用いて治療を行います。
薬剤は症状に応じて、利尿剤、降圧剤などを処方します。