高尿酸血症(痛風)とはどのような病気ですか?
高尿酸値血症(痛風)は、内臓脂肪の増加などが原因で尿酸という物質が血液の中で増える病気です。食事などの生活習慣の乱れが原因で引きおこることが多いです。
尿酸の結晶が、体のいろいろなところで症状(痛風発作)を起こします。
高尿酸血症(痛風)はどのような症状が現れますか?
高尿酸値血症(痛風)の症状の特徴は関節など非常に激しい痛みが起こること(痛風発作)で、その痛みは風が吹いただけでも痛いぐらいという例えから痛風と呼ばれています。尿酸の結晶が足のつけねや関節、耳たぶにたまったりすると、そこで非常に強い痛みが起こることがあります。
また、腎臓の中で結石ができて、それが尿管に流れ落ちると、激しい腰痛が起こることもあります。
健康診断で尿酸値が高いと指摘されました。すぐに受診した方がいいですか?
まずは早めにクリニックや病院などを受診して、生活習慣の改善に取り組み始めるのがいいと思います。
高尿酸血症の治療はどんなことを行いますか?
高尿酸血症(痛風)の治療には2つの目的があります。
1つ目は痛風発作の痛みを抑えること、2つ目は高尿酸血症(痛風)の原因となっている尿酸値を下げることです。
痛風発作を抑えるための薬で急性症状をコントロールしながら、食生活の見直しを中心とした生活習慣の改善を行っていきます。
また、必要に応じて血液中の尿酸を減らすための薬などのお薬を処方することもあります。
日常生活で気を付けることはありますか?
食生活や生活習慣の改善を目指しましょう。特にあらゆる種類のアルコールは減らした方がいいです。運動については、ウォーキング程度の軽い有酸素運動がいいとされています。