ぜんそくとはどんな病気ですか?
私たちは、鼻や口から空気を吸い込みます。その空気は、気管、さらに気管支に入ります。気管支は枝分かれを繰り返し、どんどん細くなって、最終的に肺胞に入ります。
枝分かれを繰り返した気管支はかなり細いのですが、喘息の患者さんは、刺激により気管支が収縮してしまいさらに細くなり、スムーズに空気が流れなくなります。
こうして、正常な呼吸ができなくなるのが喘息という病気です。
ハウスダストや花粉、その他のアレルゲンによるアレルギー反応が原因になる場合や寒冷刺激が原因になったりすることもあります。過労、ストレス、風邪などがぜんそくのきっかけとなることもあります。
ぜんそくではどんな症状があらわれますか?
呼吸の際にヒューヒュー、ゼーゼーなどの音が出るようになります。
またひどい咳が続くようになります。呼吸が十分できないため、息苦しくなり、ひどい場合には意識がもうろうとしてくることもあります。
ぜんそくではどんな治療を行いますか?
気管支を広げるためには、β(ベータ)刺激薬やテオフィリンという薬を処方します。
気管支の過敏性を和らげるためには、ステロイド薬や抗アレルギー薬を使用します。
薬には吸入薬、内服薬、皮膚に貼る薬などがあります。
こひつじクリニックではこどものぜんそくの治療も可能ですか?
多くの場合は問題なく可能です。
特殊な治療が必要な場合には、しかるべき医療機関に紹介させていただきます。