過敏性腸症候群(IBS)とはどんな病気ですか?
過敏性腸症候群(IBS)は小腸や大腸に病気などの異常が見つからないのに、便通の異常や腹部の不快な症状が続く病気です。
過敏性腸症候群(IBS)の原因は完全には解明されていませんが、ストレスが原因のひとつであると考えられています。
過敏性腸症候群(IBS)ではどんな症状があらわれますか?
過敏性腸症候群(IBS)では、慢性的な下痢、慢性的な便秘、下痢と便秘を交互に繰り返す等の状態が続きます。
残便感、腹痛、腹部膨満感、おなかがゴロゴロ鳴る、よくおならが出る、よくげっぷが出る、食欲不振、はきけ、嘔吐などの症状があらわれることもあります。
過敏性腸症候群(IBS)ではどんな治療を行いますか?
過敏性腸症候群(IBS)の治療では、腸の神経に作用して下痢や便秘を改善する薬を用いて治療を行います。
食事についての注意も必要です。炭水化物または脂質を多く含む食事、コーヒー、アルコール、香辛料は控える方がいいです。逆にヨーグルトは腸を整えてくれるためおすすめでです。
また、ストレスマネージメントに加え、リラクセーション(弛緩法)、集団療法、認知行動療法、対人関係療法などの心理療法が有効な場合もあります。