血圧が高いとなぜいけないのですか?
血圧が高くても、すぐには症状は出ないのですが、高血圧を放置しておくと徐々に動脈硬化が進んでいきます。
動脈硬化が進むと血液の流れが悪くなり、脳梗塞や心筋梗塞など重い病気を引き起こしたり、全身の内臓にも悪影響があらわれます。そのため治療により血圧を正常な範囲内に戻すことが必要になってきます。
適正な血圧の範囲として目安はありますか?
血圧は最高血圧が 140mmHg 以上、または最低血圧が 90mmHg 以上になると高血圧とされるため、それを下回る数値に留める必要があります。
高血圧の原因は何ですか?
高血圧は多くの場合、普段の食事での塩分のとりすぎや肥満、ストレスなど日常生活が原因であると考えられています。
その他、血圧を上げるホルモンが関係している場合など、生活習慣以外でもさまざまな原因があります。また原因が特定できないタイプの高血圧もあります。
高血圧ではどんな治療を行いますか?
高血圧の原因は日常の生活習慣であることが多いため、まずは食生活や生活習慣の改善を目指します。特に食事では、塩分の摂取を減らしたり、肥満状態である場合はその改善などが重要です。
また必要があれば状態に応じて、心電図や心臓超音波検査を行い、血圧を下げる薬(降圧剤)を使用していきます。